フジテレビ系2月4日(土)夜11時40分スタートの土曜ドラマ『真昼の悪魔』。

この作品は、1980年発行の遠藤周作氏の作品「真昼の悪魔」が原作となます。

遠藤周作氏は1953年発表の「フランスの大学生」以降、多数の作品を発表されました。

自信も洗礼を受けており、キリスト教に非常に興味を持っていたようです。

晩年の作品「深い河」にも、キリスト教と日本人との関わり方について書かれています。
今回、テレビドラマ化された『真昼の悪魔』にもキリスト教の影響が見て取れます。
小説とドラマのあらすじはどう異なるのか、比べてみました。

 

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原作のあらすじ

教会ではミサが行われていた。神父が悪魔の話を始める。

アメリカ映画『エクソシスト』は実際にあった話だが、

悪魔は怪物のような姿はしていない。

「悪魔はホコリに似ている。目立たず、わからないように溜まっていく。

フランの小説家アンドレ・ジイドは、悪魔の最大のはかりごとは、

自分が存在しないように人間に思わせることだ」と説明した。
ミサには、美しい女性が参加していた。

自分の心の空しさや気持ちを癒やしてほしかったのだ。

良心の呵責を感じることができなかった。1年ミサに通ったが、

何も変わらなかった。そして彼女は病院へ。重要な役割を果たす“女医”だったのだ。

ある女子医大の附属病院へ、大学生の難波が結核の為に入院してくる。

その病院には4人の女医がいたが、難波の担当はその中の一人の“女医”だった。

その“女医”は、若くて美しく、聡明である。

ある日、難波は「難波のベッドにいた前の患者が、逃げ出すように退院した」

という噂を耳にする。だが、それは蒸発だと思われていた。

難波は、病院で知り合った父の介護をしている青年・芳賀と、

事件を調べていくことにするが、その間にも様々な事件が起こる。

女の子が池に落とされたり、劇薬にすり替えられた点滴

・・・そのうち、難波にも身の危険が及んできた。
事件の影に見え隠れする女医の姿。

だが、4人の中のどの女医かは分からない。誰が犯人なのか?

研究室へ戻った“女医”は、実験用のマウスを取り出し、

握りつぶして殺してしまう。人生に退屈していた“女医”は「悪い」と

言われることを行い、気を紛らわせていたのだった。

神父の元を訪れ懺悔する“女医”。「どんなに残虐な事をしても、

罪悪感も何も感じないのは異常なのでしょうか」と問うのだが、

神父は「悪魔は、目立たないように人の心に入り込む。

その人は、愛情も含めて感情を失くしてしまう。無感動になってしまう。

その言葉を聞いても、“女医”は受け入れることが出来ずに去ってしまう。
病院で起こる事件は“女医”が関わっているのか?難波はどうなるのか?

原作では、名前ではなくただ“女医”と呼ばれています。

人間の心の深い闇を描いた作品です。

 

ドラマのあらすじ

「美人外科医の裏の顔、自分でも理解できない

本当の顔とは…空虚が女神を悪魔に変える・・・」

教会でミサが行われており、

神父は「悪魔はほこりに似ていて、自然と溜まっていく。そ

れと同じように、人間の心にそっと忍び込み、溜まっていくのだ」と語る。そ

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のミサに参加していた大河内葉子は、とても美しい女声だった。

ただ、無表情なのである。何を考えているのか、うかがい知ることは出来ない。

葉子の勤務する病院へ、作家志望の青年・難波が、腹部の痛みで駆け込んできた。

診察に出てきたのは、葉子だった。虫垂炎という診断で処置をする葉子は、

美しい女神のようで、癒される難波。手術を受けた難波は、

入院することになる。院内の事情に詳しい清掃員・芳賀と親しくなった難波。
しかし、院内ではおかしな事が相次いで起こった。

点滴の医療ミス、アレルギーで死にそうな少女、

偽のカルテで病気が悪化していく患者など、偶然なのか、誰かの仕業なのか・・・
難波は、芳賀と一緒に事件を調べることにするが・・・

一方、葉子は、しばしば教会を訪れ懺悔をする。自分の思いを吐き出している。
また、パーティに参加した葉子は、歩ホテル御曹司・大塚と出会い、

葉子に一目惚れの大塚の猛アプローチに応えて、交際を始めるが、

葉子にとって大塚は俗物でしかなかった。

果たして、難波の調査で病院での事故には、故意か偶然か判明するのだろうか?
大塚との関係はどうなっていくのか?
教会で懺悔をする葉子の意図は?

大人の心理サスペンスの幕があがっていく・・・
「悪い」という感情がない女医・大河内葉子。

彼女が勤務する病院では、相次いで奇妙な事故が起こる。

その病院へ入院してきた作家志望・難波は、その事故に興味を持ち、

清掃員・芳賀と調べることにする。一方、葉子は教会のミサに参加したり、

しばしば懺悔に行く。

葉子の意図は何か?

とっても謎めいた女医をとりまくストーリーですが、

この作品を通して遠藤周作氏は、何を伝えたかったのでしょうか?

 

真昼の悪魔のキャスト

大河内葉子/田中麗奈
美人外科医。明るい性格で、とても社交的。上司からも信頼され、患者への気遣いもよく、評判がいい。その一方で、小さい頃からあらゆる出来事に「無感動」という、心が動かず、感情もなく、無道徳である。気になるターゲットが現れると、衝動的に「悪い」スイッチが入ってしまう。

難波聖人/中村蒼
大学生で、山岳部に入っている。作家志望。強烈な腹痛を覚え、葉子の病院へ駆け込んでくる。起こる不可解な事件に興味を持ち、芳賀と調べることにする。

芳賀明善/篠原篤
葉子の病院の清掃員。ちょっとおせっかい。暇を持て余しており病院の内部事情に通じている。病院で起こる不可解な事件を調べようとする難波に協力する。

吉田誠/鈴木省吾
葉子の病院の医局長。葉子の上司でもある。難波の大学の山岳部のOBで、病院に入院してきた難波と面識がある。

大塚光/大倉孝二
御曹司。パーティで出会った葉子に一目惚れ。猛烈アプローチをかける。葉子は気があるように接するが、葉子に翻弄されてもいる。

神父/伊武雅刀
病院近くにある教会の神父。教会に訪れた葉子自身の懺悔により、葉子の本性を聞いている。悔い改めるよう説く。

小林照美/朝加真由美
母親が葉子の患者である。医療費にも困っている。母親からの「看護師がこわい」という発言から病室に隠しカメラを設置する。

浅川純/瑛蓮
葉子の後輩外科医。おしゃべりで明るい正確。葉子を尊敬し慕っており、葉子にも可愛がられている。

渡来倫子/福田ゆみ
真面目な外科医。葉子の後輩。身内を癌でなくしており、癌の撲滅に心血を注ぐ。葉子の事を信頼している。

 

 

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