原作:『翳りゆく夏』は、赤井三尋による推理小説です。第49回江戸川乱歩賞受賞作。
受賞時のタイトルは、「二十年目の恩讐」。
発行日:2003年8月7日
発行元:講談社

赤井三尋(あかい みひろ)は、1955年9月17日生まれ。出身地は大阪。早稲田大学を卒業後、ニッポン放送へ入社。
30代半ばから執筆活動を開始する。
作品としては、2003年に講談社発行の「翳りゆく夏」、2008年に「どこかの街の片隅で」、
2005年に「死してなお君を」、2008年に「2022年の影」、2010年「月と詐欺師」、
2011年「ジャズと落語とワン公と 天才!トドロキ教授の事件簿」などが有る。

★あらすじ
何故、犯人は両親に身代金を要求せず、院長に要求したのか?
東西新聞の武藤誠一が何故ここまで朝倉比呂子を守ろうとするのか?
いくら優秀でも比呂子だけを・・・思いましたけど

20年前の誘拐事件を再調査する梶。事件の担当刑事・井上から梶は事件の経過を綴った備忘録を
名前を出さないことを条件に借りて再調査を開始する
調べていくうちに、朝倉比呂子の父親、犯人九十九 昭夫をけし立てたのが、
病院に出入りしていた証券会社の堀江だったと言う事を掴む

だが堀江は入院していて梶は事件の真相を問いただすと意外な答えが「俺は誘拐などしていない」。
新生児は何者かによって拐われたあと、それを知って便乗しただけだった。
だから九十九が逃亡中に愛人と事故死したが乳児は見つからなかったのだ。
そう最初から乳児を拐ってなどいないとしたら、その乳児は今どこに?

東西新聞に内定が決まった女子大生・朝倉比呂子の過去が、
「誘拐犯の娘を記者にする大東西の公正と良識」という匿名記事でライバル紙の週刊誌にスクープされた。

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翳りゆく夏!結末をネタバレします!キャスト一覧とあらすじ

比呂子の父親・九十九昭夫は20年前、新生児を誘拐し身代金を手に入れたが、
逃走中にパトカーに追われ交通事故死していた。この時誘拐された新生児は、未だ行方不明のままだという。
入社辞退を申し出る比呂子。

入社前に個人情報が漏れた事の東西新聞の責任は重い。朝倉比呂子は抜群の成績で入社試験に合格しており、
経緯を人事厚生局長の武藤誠一から聞いた社長の杉野俊一は、比呂子に考え直す説得するとともに、
社主の仲條貴子から、20年前の誘拐事件の再調査を命じられる。

担当するのは、閑職に追いやられていた元辣腕記者の梶だった。梶は事件当時横須賀支局に勤務しており、
今は人事厚生局長になっている上司の武藤とともに事件を取材していたのだ。

事件に関わった当時の刑事・井上から備忘録を借り、身代金を要求された病院長・大槻や被害者の手塚夫婦を
探し出して取材していくうちに、梶は、接待のために多額の借金があった薬品会社の営業だった
九十九に誘拐を持ちかけたのが、証券会社に勤める堀江だったことを突き止める。九十九は利用されていたのだ。

事件の真相は明らかになったかに見えたが、唯一の目撃者だった当事は幼稚園児だった田尻照代の話が気になって
独自に調べをすすめていくうちに、新生児を誘拐したのは人事厚生局長・武藤の妻だったことが明らかになる。

武藤の妻は、自分の不注意から息子を事故死させてしまったため、
代わりに同じくらいの新生児を誘拐していたのだ。妻は武藤に問い詰められ、事件の1カ月後に自殺。
武藤は、真実を知りながら誘拐された新生児を自分の息子・俊治として育ててきたのだ。
比呂子は東西新聞に入社し、海外支局に配属になる。

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