◆夏台風とは?
7月から8月に発生し、日本へ接近する台風を「夏台風」と呼びます。

【夏台風の特徴】
予想進路や速度が変化しやすく、自転車並みの速度しか動かなかったり、
あるいは停滞してしまったりと迷走する事が多い。

これは台風を動かすための動力となる偏西風が、夏の発達した太平洋高気圧に押し上げられて、
台風のある地域より北で吹いているからなんです。
また台風は夏台風でも秋台風でも高気圧の縁を移動する。

そのため夏台風は日本列島を覆うように張り出した太平洋高気圧の端を通る事が多くなる。
すると夏台風の進路は日本海側に抜けて、中国地方の北部や北陸地方など、例年では台風被害の
出ないような地方に影響を与えることもあり、秋台風より大きな被害が起こる場合があります。

◆秋台風とは?
夏台風に対して秋台風という言葉を使うが、通常日本を台風が数多く襲うのは、9月から10月に
かけての秋であり、秋台風はまさに日本の台風シーズンを現した言葉です。

台風は北西太平洋周辺で発生した熱帯低気圧が大型になった物だが、台風自身には自力で移動する
力はなく、偏西風に乗って気圧の端を進む。
9月になると今まで日本列島を覆うように張り出していた太平洋高気圧は南に下がりはじめ、
日本列島の南側まで下りてきます。

すると太平洋高気圧によって押し上げられていた偏西風も南下する。
この気圧配置で台風が発生した場合、偏西風によって動かされる台風は、
太平洋高気圧の縁を北東へ移動し、その進路上には日本列島がすっぽり入ってしまうコースが
多くなるわけなんです。

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秋台風の特徴は、偏西風の影響をしっかり受けるので、夏台風よりも進行スピードが速いこと。
そして秋雨前線と連動して大雨を降らせる場合が多いことです。

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秋台風と夏台風の特徴の違いは、スピードと迷走?

 

◇夏台風と秋台風の違い。
❖進路
夏は,太平洋高気圧が日本付近まで覆っています。

太平洋高気圧の南側で発生した台風は、太平洋高気圧が日本近くまで覆っているため、
北上できずに台湾から中国へ流れていく場合があります。

秋になるに従って太平洋高気圧の勢力が弱くなるので、次第に日本列島に上陸する
コースを取ります。
それに秋になると偏西風も日本の上空を吹くようになり、台風はその影響でスピードアップします。

❖勢力
台風のエネルギー源の海水温は、秋のほうが高いことがあります。

これは水が温まりにくく冷めにくい性質と関係があります。
夏至は6月下旬ですが、実際に気温が高いのは8月なのと同じです。
秋の台風のほうが、勢力を増すことが多くなります。

❖スピード
偏西風は秋のほうが日本の上空を吹くようになります。
台風は偏西風の影響を受けますから、夏台風よりも秋台風のほうが日本に近づいたとに進むスピード
が速くなります。

❖台風の強さは左右で違う?
ここで言う、台風の左側は、西側。台風の右側は、東側。
そして、台風の右側の部分が強くなります。

これは、台風自身の吹く風と台風を移動させる周りの風、この2つが重なるため強くなります。
台風の右側部分は風だけでなく、降水量も多くなります。

もちろん、台風の左側も注意して下さい。

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