2期連続で総理大臣が政権を投げ出して辞任したため、民政党の武藤泰山は総理大臣の座を勝ち取ったのですが、
泰山は解散までの繋ぎの総理でした。
その総理大臣・泰山は、国会答弁中に、なぜか、息子の大学生・翔と中身が入れ替わってしまいます。
一方、同級生の南真衣やエリカとパーティーを開いていた翔も、総理大臣の父と中身が入れ替わってしまいます。

その日の夜、武藤泰山は、盟友で右腕の官房長官・狩屋孝司に、中身が息子と入れ替わった事を打ち明けて
話し合いました。
結果として、武藤翔を総理大臣として国会へ出席させ、狩屋がフォロー。
総理の武藤泰山は息子の代わりに大学で授業を受けたり、就職の面接を受ける事になります。

国会答弁は泰山の秘書の貝原の書いたカンペを読んで乗り切ろうとしますが、漢字のまともに読めない翔は、
「惹起」を「ワカオキ」、「派遣」を「ハヤリ」、「回避」を「カイサケ」、「未曾有」は、もちろん
「ミゾウユウ」と読んでしまう始末。
更に、政治家独特の口調を知る由もない翔は、思ったことをそのまま言葉にしてしまいます。

息子の翔は就職活動の真最中でした。
息子になりきった泰山は圧倒的な知識と弁論力で面接官を論破してしまいます。
そんな調子ですので、どこからも内定は貰えず、就職活動は難航。

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実は、中身の入れ替わっていたのは、この二人だけではありませんでした。
経済産業大臣と憲民党の蔵本志郎も父子の入れ替わっていることが判明。
さらには、狩屋官房長官や憲民党の畑本議員の女性スキャンダルが発覚。
民生党と憲民党の支持率は大暴落、代わって第三の政党であった共和党が支持率を上げる結果になります。

人格の入れ替わりが起きてしまった原因は、CIAがスパイ活動用に研究していた脳波研究が盗まれ、
その技術の使われていたことが判明。
黒幕は新薬緩和をマニフェストに掲げる共和党党首の冬島で、その手先となって動いていたのは、南真衣でした。

真衣には小学校5年生のときに母親を乳がんで亡くす、という過去がありました。
父親はアメリカで開発された新薬の事を知ったのですが、日本では未承認薬なので投与することができません
でした。
新薬の緩和をマニフェストに掲げる共和党に真衣は協力していたのです。

事の成り行きを真衣から聞いた泰山は、医薬品の認証問題を解決することを約束。
全てが明らかになったところで、泰山と翔たちは元に戻ります。
元の体に戻った泰山はサミットを成功させ、民政党の支持率を上昇させました。

さらに、泰山は民政党のスポンサーである製薬会社からの反発を恐れず、新薬許認可法案を可決させると、
内閣を解散。
一方、泰山が面接官に好き勝手なことを言ったため、就職は無理かと思われた翔でしたが、
その情熱が会社側に伝わり、第1志望の無農薬野菜を販売する会社から採用されました。

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